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新型コロナウィルス感染症から身を守るために今できること

新型コロナウィルス感染症から身を守るために今できること

新型コロナウィルス感染症について、中国湖北省武漢市において、2019年12月以降、新型コロナウィルスに関連した肺炎患者が発生し、現在、日本を含む世界各地でも感染が報告されています。

国内では、2020年2月1日より新型コロナウィルス感染症が指定感染症に指定されました。 現在も、新型コロナウィルスによる感染が各地で報告されています。また、新型コロナウィルス肺炎以外にも、インフルエンザウィルスによる感染も増加しています。私たちはこのような感染症から身を守るために、どのような対策をすれば良いのでしょうか?今、一人ひとりが出来る対策や心構えなどについてまとめてみました。

新型コロナウィルス感染症とは?

ウィルス性の風邪の一種。発熱やのどの痛み、咳が1週間前後続くことや、倦怠感(強いだるさ)などの症状があります。感染から発症までの潜伏期間は1日~12.5日(多くは5~6日)といわれています。

重症化すると肺炎になり、死亡例も確認されているので、注意が必要です。特に高齢の方や糖尿病、心不全、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などの呼吸器疾患などの基礎疾患のある方や、透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方は重症化しやすい可能性があります。

感染経路

新型コロナウィルス感染症の感染経路は、現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられています。

1)飛沫感染

感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば、痰など)と一緒にウィルスが放出され、他者がそのウィルスを口や鼻から吸い込んで感染します。

2)接触感染

感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りのものに触れてウィルスが付きます。他者がその物に触れウィルスが手に付着。その手で目・口・鼻を触り、粘膜から感染します。主な感染場所は、電車やバスなどのつり革、ドアノブ、スイッチなど。

一人ひとりが行う感染対策

感染の予防のためには、その原因となる細菌やウィルスの排除、感染経路の遮断が必要です。感染予防対策の一つに、「標準予防策(スタンダード・プリコーション)」があります。感染させない、感染しないための基準です。

「感染症の有無に関わらず、汗を除いた、血液・痰・唾液・嘔吐物・体液・排泄物(尿や便)・汚染物・損傷のある皮膚・粘膜などは、感染性病原体を含む可能性がある、という前提で対処しなくてはならない。」という原則があります。

予防の方法は、
①手指消毒と手洗い
②手袋の装着
③マスク・ゴーグル・ガウンの使用
④汚染した器具やリネン類の消毒
⑤マスクの着用
などがあります。

今回は特に重要な、手洗い、手指消毒、マスクの取り扱いなどについてお伝えします。

手洗い

基本的な手洗いの方法:指輪や腕時計ははずして行うことが望ましい。

①手を濡らし、ハンドソープなどをつけ、手のひらをこする
②手の甲をこする
③指先で手のひらをこする
④指の間を洗う
⑤親指を反対の手で軽く握りまんべんなくこする
⑥手首を洗う。その後流水で十分洗い流し、ペーパータオルか乾燥した清潔なタオルで良く拭き、乾燥させましょう。

*特に外出した後や咳をした後、目・口・鼻などに触る前には手洗いを徹底しましょう。 

エタノール含有消毒薬による手指消毒の方法

①十分な量を手のひらに取る
②手のひらをこすり合わせる
③手の甲を合わせてすりこむ
④指先、爪の間にすりこむ
⑤指の間にすりこむ
⑥親指を反対の手で軽く握りまんべんなくすりこむ。拭かずに乾かします。

また、ドアノブなどの手指がよく触れる場所は、消毒剤を浸したペーパータオル等によるふき取り消毒を行いましょう。消毒剤は手など皮膚の消毒を行う場合には、消毒用エタノールを、物の表面の消毒には次亜塩素酸ナトリウム(製品に表示されているとおり希釈したもの)も有効とされています。

マスクの装着と取扱い

咳やくしゃみによる飛沫や、それらに含まれるウィルス等の病原体の飛散を防ぐ効果があるとされています。咳やくしゃみなどの症状がある方は積極的にマスクを着用すると良いでしょう。込み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では、予防的にマスクを着用することは、感染予防対策として有効と考えられます。また、使用後のマスクは再利用せず、速やかに廃棄しましょう。ウィルス感染の予防にはサージカルマスクが有効とされています。

風邪のような症状がある時は、学校や仕事を休み、外出を控え、手洗いやマスクの着用など、感染の拡大防止につながる行動が必要です。また、高齢の方や基礎疾患(前述)のある方は人ごみの多いところはできれば避けるなどの感染予防を心がけましょう。

感染の疑いがある場合は?

風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合、倦怠感(強いだるさ)や呼吸困難(息苦しさ)がある場合は最寄りの保健所などに設置される「帰国者・接触者相談センター」に問い合わせましょう。

なお、現時点では新型コロナウィルス感染症以外の病気の方が多い状況であり、インフルエンザ等の心配があるときには、通常と同様に、かかりつけ医に相談しましょう。

医療機関を受診する際にはマスクを着用するほか、手洗いや咳エチケット (咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖を使って口や鼻をおさえる)ことを厳守しましょう。

健康や環境管理について

普段から、十分な睡眠とバランスの良い食事を心がけ免疫力を高めておきましょう。

また、空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下します。特に冬場など、乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。

また、適宜室内の換気も必要です。空気清浄機などを活用しても良いでしょう。

まとめ

このところ毎日のように、新型コロナウィルス感染症についての報道がされています。感染者数も増加傾向にあり、マスクやアルコール製剤などもなかなか手に入らないなど不安に思われる方も多いでしょう。

最新かつ正確な情報を入手して、冷静な対応を心がけましょう。そして一人ひとりが感染予防に努めていくことが一番の感染対策につながります。

■参考HP
厚生労働省
国立感染症研究所
東京都感染症情報センター

松尾 孝子

松尾 孝子(まつお たかこ)

ユアライフステージ代表、 ファイナンシャルプランナー(AFP)、看護師 介護支援専門員(ケアマネジャー)、心理相談員、 社会福祉主事任用 シニアライフアドバイザー 、所属学会:交流分析学会 日本抗加齢医学会学会

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