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資産の分散

資産の分散

分散投資していますか

「木を見て森を見ず」は細部にこだわりすぎて全体の状態を見失う例ですが、投資についても同じです。報道に惑わされず、ご自身の状況、経済の状況、政策などから投資方法を選んでください。リスクを減らすためには投資商品の分散について考えてみましょう。

資産の特徴を組み合わせ

「確実なものは何もない」というのが投資の原則ですが、何もしないとお金の価値が落ちることもあります。対策としては、いろいろな商品や銘柄と組み合わせます。組み合わせが多くなると、大きくは儲けられませんが、変動も小さくなります。少しずつためて、将来大きくなることを期待した運用になります。

図1に特徴を簡単にまとめました。それぞれ一長一短です。ご自身が働いておられるか、退職されているかで商品選びも変わってきます。投資経験がない場合や退職されてからでは、株式への投資割合に証券会社で規制がかかることもありますので若い時から始めましょう。老後資産の形成にはつみたてNISA1)やiDeCo2)のような制度もあり税金面で有利です。

いつ始めるかで変わる効率

投資が効率的に行うためには、価格の変動の激しい商品(リスク資産、株など)と価格の変動のすくない(非リスク資産、債券など)を組み合わせます。「100-年齢」がリスク資産に投資すべき割合だと言われています。これは、将来稼ぐ機会(人的資産)がたくさんある人は一時的に値下がりしても、再浮上するまで我慢できますし、株の取得コストが低くなっていますので比率が一定なら多く取得できます。若い時こそ株のようなリスク資産に投資しましょう。

一方退職が近くなると経済の変動を吸収する余裕が少なくなりますので、株式の比率を下げ、債券のような安定資産を中心に運用します。

投資は一度に多く投資するより、一定金額をあるタイミングで取得するほうがコストが下がります。貴金属を少額の投資を行えば気が付けば一定量の貴金属を手にすることができます。

ライフステージに注目すると、各年代において、使うお金の目的が違います。人生の3大消費である住宅、教育、老後資金で考えると、老後資金より教育、住宅資金が早めにやってきます。住宅ローンの頭金や入学金には現金が必要です。イデコなどの老後資金ようの制度では60歳未満で引き出すことはできません。退職まで貯める資金と、いざというとき使える資金、積極的に運用する資金などのケース分けましょう。また、少額でもよいのでご自分の意志でリスク資産を運用することで将来の勉強になります。

会社で定年まで勤め上げられた方は退職時に持株会などの株を持って退職されますが、そのまま持っているべきか、他の資産に乗り換えるかの判断が難しいところです。若い時から投資の経験があるとこまりません。退職金も含めてリスク資産の比率を維持して運用することで利益を出すことができます。是非、社会に出たら投資を始めましょう。株式型の投資信託から始めてみられてはいかがでしょうか。くれぐれも刺激的な広告におどらされず、正しい運用を若い時から行えば老後も安心して生活できます。

そのためには まず、ライフプランをつくりましょう。ライフプランの作成にFPにご相談ください。

1)つみたてNISA:https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/tsumitate/overview/index.html

2)iDeCo:https://www.ideco-koushiki.jp/

金融商品の長所短所

ファイナンシャル・プランナー 上本勉

上本 勉(うえもと つとむ)

ファイナンシャルプランナー(CFP)、フリーFP、 通信費アドバイザー

前職はエンジニア。2008年退職後、FPとして、リタイア後の生きがいと安心をテーマに活動中。

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