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相続税・大改正まで4ヶ月!これだけはやっておきたい3つのこと

相続税・大改正まで4ヶ月!これだけはやっておきたい3つのこと

平成27年1月1日。この日、相続税の大改正がはじまります。コラム相続税はどう変わる?でもお伝えしましたが、最大の改正は、誰にでも関係する「基礎控除額の引き下げ」。現在の「5,000万円+1,000万円×法定相続人数」から「3,000万円+600万円×法定相続人数」へ引き下げられます。つまり財産がまったく変わらなくても、相続税がかかるハードルが現状の6割まで下がるのです。最近、相続対策の現場で特に感じるのは、将来への「不安」。主に、①税金(相続税)②相続トラブル、そして③親の介護。しかもどれか一つではなく①から③すべてに関わるケースがほとんどです。このような不安を抱える中、今私達がやっておきたいことは何でしょうか。

今、何をやっておくか?

まず今、将来の相続へ備えるため、次の3つをやっておきましょう。
1.財産の棚卸し
2.相続税の確認
3.エンディングノートを書く

1.財産の棚卸し

1つ目は「財産の棚卸し」です。ざっくりでもよいので、財産の内容と金額を把握します。親の協力がないと難しいという場合、実家の土地(概算額※)だけでも計算しましょう。また、多額の借金がないかどうか、この点も確認しておきたい項目です。
※概算額=路線価×面積㎡×持分割合
・路線価(地域によっては、倍率方式で計算):国税HP http://www.rosenka.nta.go.jp/
・面積:概算坪数あるいは登記簿謄本(登記事項証明書)や固定資産税納税通知書で確認

【ご参考】相続税・簡易計算シート(サンプル)
相続税・簡易計算シート
(注)主な財産のみ抜粋
相続時精算課税・3年以内贈与がない場合

「財産は自宅ぐらいだから」という方も、必ず確認しましょう。今までは基礎控除額以下で相続税の心配がない方でも、改正後は確実に基礎控除額を超えるといったケースが多発しています。

2.相続税の確認

2つ目は「相続税の確認」です。上記1の「財産の棚卸し」をベースに、①改正後の基礎控除額を超えるのかどうか、②基礎控除額を超えるのであれば、相続税がいくらかかるのかを確認します。当会HPでも相続税試算ができますので、是非ご活用ください。
>>http://kaigo.happy-fp.com/souzokuzei3.html

3.エンディングノートを書く

3つ目は「エンディングノート」です。相続対策でも、親の介護を含めて考える時代になりました。対策には、介護の「手」と「資金」の両面の備えが不可欠ですが、これに役立つのが「エンディングノート」です。両親あるいは親子で一緒に書く、がおすすめですが、まずはご自身で書かれてはいかがでしょうか。相続は親の後を継ぐことです。が、継ぐのは財産だけではありません。親との今までを振り返りながら、やがて迎える親の介護と相続にどう向き合っていくか、考えるきっかけにしてみてください。

備えあれば、憂いなし

相続に対する不安も、現状を知っておくことで手を打つことが可能になります。「備えあれば、憂いなし」です。また、家族の「コミュニケーション」は、何よりの相続対策です。親子で、兄弟姉妹で、話せる環境づくりを是非心がけてください。

中島典子

中島 典子 (なかじま のりこ)

ファイナンシャル・プランナー、税理士、社会保険労務士、相続診断士 CFPR認定者・1級ファイナンシャル・プランニング技能士

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