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第2回目 母から同居をせまられる

まだ介護状態ではないのですが、 離れて1人暮らしをしている85歳の母から、 1人は寂しいので一緒に住みたいといわれています。
母親とは価値観が異なり、一緒に暮らすのは耐えられません。 今も盆暮れしか顔を合わせません。
しかし、面倒を見るのは子どもの務めだと迫られています。 妹もいますが、海外に住んでいるため、 必然的に私が面倒を見ないといけない状況です。
要介護になったら近くの施設に入ってもらおうと考えていましたが 、元気なうちに同居となるとかなり厳しいです。 近くのサ高住に入ってもらうかとも考えたのですが、毎日遊びに行くといわれています。 どうしたらいいでしょう。ちなみに、私もパートで働いています。


専門家からの回答 NO.1

ご相談者様へ

ご相談内容からお母様の強い同居希望が問題のようですね。
お母様になにかあったのでしょうか?
お元気で自立されている場合、環境を変えないほうが精神面も身体面も健康維持ができるのですが、生活になんらかの支障が起きているのかもしれません。
高齢者は環境変化を嫌い住み慣れた自宅を離れたくない方が多く、介護現場で親の人生後半に同居選択した家族は、経済的問題と入退院が多くなり遠距離介護が困難になった場合です。

身体面に問題がなく精神面の問題であれば話を聞くだけでも落ち着きます。
お母様の異変がないか見守 りも含めて、今まで以上に実家を訪問しましょう。
もし困難であれば、家族や親戚を訪問させるのも効果的です。

訪問を増やす事でお母様の状況変化がわかってきます。
不安の訴えが多くなるなど精神面の衰えが見られた場合、認知症の始まりも考えられ高額商品や高額リフォームにだまされたりゴミ屋敷となっていく心配があります。

85歳で自立した生活ができているのは素晴らしいことです。
90歳にむかい身体能力が衰えていきますので元気なお母様とは違ってきます。
親が亡くなる前後は、頻回な病院訪問や施設からの呼び出し、 葬儀や財産管理など親やきょうだいと過ごす時間が多くなります。
介護の準備段階として人生の終盤にむかっておりますので、急な入院にそなえて大切な書類のしまい場所や財産管理方法について話し合う良い機会だと思います。
海外居住の妹様と一緒に今後のことを話し合ってください。

私の姑も80歳で息子宅へ同居試みましたが同居継続はできませんでした。まだ自動車運転ができるくらい元気で自宅に自ら戻ってしまいました。
プレ同居を試してみるのもいいかもしれませんね。
どこの家庭にも親子の葛藤があります、姑は相談者のお母様と同じ年となり、その後入退院を繰り返し認知症進行やいろいろな病気で寝たきりとなり入所とな りました。
介護には健康(体力)と時間とお金が必要ですので、複数の協力者がいると心強いです。

私の周りの介護スタイルは、親が自宅から離れるのを拒み通い介護がほとんどです。
仕事や家庭がありながら、きょうだいや親戚と協力(もめ事も含めて)しながら、状態の変化とともにヘルパー開始、デイサービス追加、ショートステイ追加、入退院が多くなり施設利用、そして看取りとなっています。
・実家が近距離の場合は親の家と行き来しており、配偶者や孫など家族や親戚全員で訪問協力する。
・遠距離(新幹線や飛行機を使う距離)では親を数か月間自宅、残りの期間は実家で過ごさせる。休暇を取って受診や介護目的で頻回に帰省する。認知症進 行でゴミ屋敷となり年に数回そうじ目的帰省する。
・子供たちが海外にいる場合はスカイプなどテレビ電話を使う。
・「ひとりむすめなんだから親と一緒に住みなさい」と親と親戚からつめよられた知り合いは、仕事や家庭もあるので親がひとりで生活できる時は週末に帰省を繰り返し、その後ひとりで生活できない状態になり仕事をやめ、まとまった期間実家で過ごし、残りはショートステイ利用中に自宅へもどる生活をしていました。

これからお母様とかかわる期間は少なくなっていきます。
お母様と同じ年になった生き方を考えるきっかけにもなりますので、お母様とご家族で今後について話をされてください。

原田 喜代乃

原田 喜代乃(はらだ・きよの)

訪問看護師

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専門家からの回答 NO.2

ご相談者さま

お母様から「さみしいからと同居したい」とのご提案をされ、お悩みのようですね。ご心情をお察しいたします。

相談内容からは、
お母様は「面倒を見るのは子どもの務め。サ高住に入っても毎日遊びに行く」
相談者様は「母親とは価値観が異なり、一緒に暮らすのは耐えられない。私もパート勤務」とあり、このままいきなりの同居はうまくいかない可能性が高いように読み取れます。


相談者様が書かれていらっしゃるように「要介護になったら近くの施設に入ってもらおう」というあたりが落としどころのように思います。

これまでは「盆暮れしか顔を合わせなかった」ということなので、さみしくなったから同居したいという発言をされる裏には、身体的、精神的に不安が増してきている、弱気になられた要因があるのかもしれません。
一見、これまで同様健康そうに見えても、何か変わってこられた点はないでしょうか?
遠方にお住まいなのかもしれませんが、まずは何度か足を運ばれ、様子を見られるのがよいでしょう。
お母様のお友達やご近所さんなどから、健康状態、心情変化に関する客観的な情報を得られるかもしれません。

そして、少し状況が把握できてきたら、もし同居となると、娘ではあるけど自分の生活も保持していきたいので、このあたりまでしか歩み寄れないなど、腹を割って十分な話し合いをされる必要があると思います。冷静に話し合いができるといいですね。

お母様がご自宅から遠方(相談者様の自宅近く)のサ高住に住み替えを希望される場合、今までの生活環境とは異なりますので、それなりの覚悟が必要です。相談者様のサポートも必須です。サ高住は1軒1軒雰囲気やサービス、費用が異なりますので、お母様が気に入られるようなところを探す必要があります。併せてご実家をどうするかも考えなければなりません。

海外の妹さんとも、経済面も含め、これからのお母様の生活をどうフォローされていくかをご相談の上、ベストな方法を見出していただきたいと思います。

ファイナンシャルプランナー 岡本典子

岡本 典子(おかもと・のりこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、「終のすみか探し」コンサルタント

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