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備えて安心 サードライフの住まいとお金

備えて安心 サードライフの住まいとお金

2012.5.19にセミナーでお話しさせていただいたテーマから、サードライフの住まいについてお伝えしたいと思います。

サードライフとはどんな生活?

セカンドライフという言葉は普通に使われるようになってきました。60~65歳で定年した後、または子供が自立して巣立った後の生き方。第二の人生などと使われることもあるようです。しかし、ご存知のように、日本は長寿大国になりました。今や100歳以上の方が4万7千人超いらっしゃいます。本当の老齢期は75~80歳くらいからとも言えそうです。定年後20年近くあり、何らかの形で支援が必要になる、高齢期の生活を指していることが多いようです。 いまこそ、サードライフを含めての生活設計が必要です。

あなたはどこでサードライフを過ごしたいですか?

いつまでも元気で暮らしたいと思っていても、病気やけがで思うようにならなくなってくるのがこの年代です。大きく分けて、自宅で暮らす、高齢者用の住宅・施設に住み替えるという選択が必要になってくるかもしれません。自宅で生活するときは、必要に応じて介護保険などのさまざまなサービスを利用するといいでしょう。
高齢者用の住宅・施設と言っても、介護保険施設、老人福祉施設、サービス付き高齢者住宅、有料老人ホーム(介護型・自立型・住宅型)、シニアマンション、認知症対応型共同生活介護 などがあり、入居条件や料金も大きく異なります。

サードライフの住まいの優先度を考えてみましょう。

本人やご家族の望む優先度で、住まい探しはそれぞれ異なります。入所する際の健康状態や介護状態、経済状態、家族の状況、地域性などでそれぞれ違ってきます。また本人、家族の希望を整理し、納得してから住まい探しをしましょう。

施設選びで失敗しないために

実際に施設を選ぶときの流れを、有料老人ホームを例にとってみてみましょう

1.基礎知識を身につける
それぞれの施設の種類や特徴を調べましょう。施設で暮らすことのメリットやデメリット、施設で受けられる介護サービス。介護保険や年金についての基礎知識などを知っておきましょう。

2.入居者と家族の状況を確認する
まず、本人が入居を希望しているか、介護は必要か、認知症の症状の有無などを確認しましょう。費用はどのくらい用意できるか、将来も含めた長期的な資金計画が必要となります。

3.情報を集める
インターネットや雑誌、パンフレットなどで情報を集めましょう。良さそうな施設には資料請求や見学の申し込みなどしてみましょう。

4.情報を比較し検討する
サービスの内容や費用、環境や設備などをチェックし、条件に合うところを複数選びましょう。見学に行った際に、見ておきたいところや質問したいところを整理しておきましょう。

5.見学する
施設へ実際に行き、環境や雰囲気、交通の便などを確認しましょう。送迎してくれるところや、食事の体験が出来るところもあるので、施設に問い合わせをしましょう。

6.体験入居する
入居予定の施設が決まったら、最低でも1週間程度は体験入居しましょう。1、2泊程度だと見極められないことがあるようです。

7.契約
複数の施設や住宅の資料を集め、比較検討しましょう。勧められるままではなく納得して選び契約しましょう。ちょっとでも変だと思ったら冷静に判断、行動することが必要です。
特に解約や、退去するときのお金の返還などに関してのトラブルが起きないよう、契約書や
重要事項説明書をじっくり読んで、疑問点は解決しておきましょう。

このように、住み替えは大変な労力としっかりとした準備が必要です。また、病状や介護度、経済状態、価値観、家族の状況など、ひとりひとり状況は異なります。
人はだれもが老いていきます。サードライフを安心して過ごすために、今から備えを始めてみてはいかがでしょうか。

松尾 孝子

松尾 孝子(まつお たかこ)

ユアライフステージ代表、 ファイナンシャルプランナー(AFP)、看護師 介護支援専門員(ケアマネジャー)、心理相談員、 社会福祉主事任用 シニアライフアドバイザー 、所属学会:交流分析学会 日本抗加齢医学会学会

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