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『終のすみか』の選び方

『終のすみか』の選び方

「一番いい老人ホームはどこですか?」と聞かれることがあります。
回答は「お一人お一人異なります。あなたにピッタリ合ったホームが一番いいホームです。」

有料老人ホームの探し方は、大きく2つに分かれます。1つは要介護となり、家族の介護が困難で探すケース。もう1つは、自分らしいシニアライフをイメージし、自立時に自分で終のすみかを探すケースです。この両者、選択肢はもちろん、選び方のポイントも異なります。

まずは「どういうシニアライフをおくりたいか」をイメージしてください。周囲の先輩がたの生き方を参考にするのもよいでしょう。
「100歳まで安心して安全にくらせて、看取りまで受けられる『終のすみか』となるホームがいい」と言う人が増えています。そのため、年金額や金融資産・自宅の売却代金など所有資産を洗い出し、終のすみかへの住み替えにいくら用意できるかを明確にします。月額費用を考慮した上で、前払い金がいくらまでなら身の丈に合う範囲かを定め、その範囲内で探していきます。

具体的な施設選びでは、経営が健全かどうか、介護体制(3:1や2:1など)、夜間看護体制(夜間看護師常駐など)、医療との連携が、希望に沿っているかを確認します。駅近、街中、静かな郊外、現在の生活圏に近い所、子どもの家に近い所など、自分の希望に適う5~8施設をピックアップします。そして、ランチの試食をしてみたいと予約を取り、見学に出かけます。

HPやパンフレットではわからない雰囲気やにおい、入居者の人たちが満足した表情で生活されているか、職員さんはどんな人たちかを確認します。「ここは良さそう!」と思ったら、体験入居といって何泊か実際に泊まってみます。食事が口に合うかどうかは大きなポイントです。介護の様子、認知症の人への対応ぶりを見聞し、看取りの実態も伺ってみます。入居者や施設長、ケアスタッフとお話しし、うまく溶け込めそうか、感性が合いそうかを見極めます。何度か季節を変えて体験入居することをお奨めします。
なお、介護型であれば、ショートステイしてみるのもよいですね。

こんな手順で、安心・安全に豊かなシニアライフをおくれる『終のすみか』を選んでみてください。

岡本典子

岡本 典子 (おかもと のりこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、「終のすみか探し」コンサルタント

両親の高齢者向け住宅への住み替えをきっかけに、『高齢期の住まい』に着目。東京・神奈川を中心に、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、特養、グループホームなど、200ヶ所以上を訪問。シニアライフを安心・安全・安寧にすごせる「終のすみか」探し・住み替えコンサルティングに力を注いでいます。昨今は「高齢者向け施設・住宅のセミナー&見学会」の講師や、見学同行・ガイドでも好評を得ています。

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