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ランキングから見た老後に向けた「備え」その3-貯金・節約に裏ワザや魔法はない!-

ランキングから見た老後に向けた「備え」その3―貯金・節約に裏ワザや魔法はない!-

内閣府「高齢期に向けた「備え」に関する意識調査〔概要版〕(平成25年)」全国の35歳から64歳(平成25年10月1日現在)の男女6,000人を対象にした意識調査によると

高齢期に備えて大切だと思う取り組み

「健康維持・体力づくり」が82.8%で最も高く、次いで「長く続けられる趣味・娯楽を始める」(52.7%)、「日々の節約、貯蓄」(51.4%)。

世帯の高齢期への経済的な備えの程度

「十分だと思う」(1.6%)と「最低限はあると思う」(21.7%)を合わせた『備えはある(計)』が23.3%、「少し足りないと思う」(16.5%)と「かなり足りないと思う」(50.4%)を合わせた『足りない(計)』が66.9%となっており、「かなり足りないと思う」が半数を占める。

という結果です。

今回は老後に向けた必要な生活資金をどのように確保するか? 高齢者として自助自立を目指した日々の節約、貯蓄を考えていきたいと思います。

バランスシートをつくりましょう!

老後の生活を考えて貯蓄づくりをする時、一番大切なことは月々の収支ではなく、バランスシートを把握することが大事です。できるだけ負債を減らし、純資産を増やすかです。

ランキングから見た老後に向けた「備え」その3―貯金・節約に裏ワザや魔法はない!-

これからの日本社会ではますます人口減少、高齢化が進みます。老後生活に向けては公的年金もあまり期待はできなくなります。やはり自分自身で財産を増やす努力が必要となってきます。資産の目減りを抑え、資産を保有することです。お金の流れを知るためにも家計簿をつける必要があります。

いくら持ってますか?

節約でお金を貯めるにしても、現状把握が大事です。長い人生では3大資金といわれる教育、住宅、老後とまとまった支出が発生します。また親の介護など想定外への準備も必要でしょう。

20歳代~30歳代の若い方は老後まで何十年もありますので、資産形成には十分時間はありますが、40歳代以上は真剣に考える必要があります。今の自分自身のバランスシートをつくることから始め、今後必要となるであろう金額(予算)を設定し、その予算管理をしっかり実践していきましょう。

ランキングから見た老後に向けた「備え」その3―貯金・節約に裏ワザや魔法はない!-

サラリーマンであれば給料が振り込まれたらまずは目標の貯蓄額をよりわけて、先に貯蓄用口座に振り込んでしまいましょう。自動送金や自動振替を利用し強制的に積立する方法も良いでしょう。積立金は今後継続できるだろう金額で設定しましょう。

お金に困らないために家計簿を付けることから始めましょう!

収入の範囲で生活すること、借金を作らないことが原則と言えます。理想ですが…...。

家計簿への記録には1円単位では大変ですね。まずは月単位でおおざっぱでもいいのでお金の流れを知りましょう。100円単位で結構です。12ケ月続けていくことが大事です。これを2~3年続ければ、お金の流れを十分把握できるはずです。次に実際に何が負担増になっているかを知ることです。

貯蓄をしていく上で大事なことは月々の収支をしっかり把握することです。

月間の収支がマイナスになってしまうケースがあります。何に使ったか解らないため、不一致が発生しているという事は使途不明金があるという事ですので、その不一致の原因をつかむことです。放置していると10年後、20年後100万円~200万円もの大きな損失につながることもあります。レシートなどは必ずもらって管理しましょう。家計簿記帳は日々が肝心ですが、最低でも1週間に1度は整理が必要です。収入を知り、支出を知り、何が無駄で、何を浪費しているのかを見つけることが大事です。

欲しいものと必要なものの選別をしっかり見極めましょう。家計簿を付けることによってそれが見えてくるのです。どうしても家計簿を付けるのが苦手な方は、まずは用途別に使用するお金を振り分け、袋管理するという手から始めてはいかがですか?

最後に老後に向けた備えへの目標は何か?そのための必要金額はいくらなのか?漠然と足らないだろうではなかなか思うようには貯まりません。要は、少しずつでもコツコツと着実に実践していくことです。

参考までに貯蓄ができる時期とそうでない時期があります。

※貯蓄ができる時期:独身時代~子供が小学生、子供の独立~定年まで(65歳まで)です。ご自分のライフプランをしっかりおさえ、目標に向かって進みましょう!

次回は具体的なモデルケースを使い、意識調査結果での高齢期に必要になると思う貯蓄額、月々の生活費が妥当な額であるかを考えてみます。

ファイナンシャル・プランナー 入野泰爾

入野 泰爾 (いりの やすじ)

ファイナンシャルプランナーCFP、FPデザインオフィス 代表
海外ロングスティアドバイザー(2012.8取得)、1種証券外務員(2013.2取得)、
年金アドバイザー(2013.11取得)、住宅ローンアドバイザー(2014.1取得)、
相続アドバイザー(2014.3取得)、日本FP協会会員、
神奈川県ファイナンシャルプランナーズ組合員

大学卒業後、大手食品メーカーで営業部門・総務部門を経て2012.2定年退職後、FPとして家計相談、セミナー講師、FP資格講師などで活動しております。前職時代の経験、また私自身の経験を通して現在の超高齢社会での長期間に渡る老後において安心・安全な生活を過ごせるようにいろいろな角度からアドバイスをして参ります。得意分野は金融資産運用含め、リタアメントプランを中心に展開しております。若年層から高齢者層の方々が自分の夢や希望を実現させるためにお役にたてれば幸いです。

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