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「安心して長生き」するためのお金の使い方を考える

「安心して長生き」するためのお金の使い方を考える

トンチン性の高い個人年金保険への掛け換え相談を受けて

こんにちは。当会に入会いたしましたファイナンシャル・プランナーの岡本典子です。

「高齢期の住まい探し」をメインに活動しています。

昨年61歳の女性から保険の見直し相談を受け、ご加入の何本かの保険をご一緒に整理しました。今回「終身保険から個人年金への掛け換えを勧められたので、相談に乗ってほしい」と連絡がきました。詳しく聞いてみると、私も注目していたトンチン性の高い個人年金保険でした。トンチン性とは、長生きするほど年金受取額が多くなるしくみで、長生きした場合には長期間ずっと受け取れるので得しますが、早死にすると損することが明確な保険です。「その個人年金保険の特性に関して、十分な説明を受けましたか?」と伺うと、「おおよその説明は受けたのですが、ぜひ相談したい」とのことでした。

国民年金も終身受け取れる年金ですが、あくまで国の制度で、上限は決まっています。年金受取額が減ってきているので、老後の生活が不安。特に長生きしたらと考えると、終身もらえる個人年金で上乗せできないかしらとお考えの方もいます。

この保険にピッタリ!の人って、どういう人?

この個人年金保険は「人生100年時代」に向け、死亡保障がなく、解約返戻金を低く抑えることで年金原資を大きく増やすように作られています。5年保証付終身年金、10年確定年金の2タイプがあり、年金受け取り開始時にどちらにするかを選択できます。まだまだ長生きしそうと思えば前者。もうそんなに長生きしそうにないと思えば後者を選択します。

HPやパンフレットにあるモデルケースは50歳加入、75歳から受け取りですが、99歳での返戻率は154%。何歳以上まで生きると元が取れるかを見ていくと、男性では89歳、女性では93歳以上とあります。現在、男性の平均寿命は80.79歳、女性は87.04歳なので、平均寿命で亡くなると元が取れません。つまり、かなり長生きしないと損をする。しかし、長生きすればするほど得する。長生きしてこそ、この保険のメリットを十分に享受できる、「安心して長生き」するための保険といえます。

また、特徴の一つは加入年齢が50~78歳で、無告知なこと。身体に不安があり長生きできそうにない方は、加入しても元が取れる確率が低いであろうことが背景にあるからです。

保険の良し悪しは、その方に合うかどうかで決まるもの。長生きの家系で、健康には自信がある。それ故、長生きした場合の上乗せとなる個人年金を用意しておきたいのなら、ぴったりといえるでしょう!というお話をしました。

有料老人ホームと個人年金が似ている!? その類似点とは

さて、保険の話から外れますが、私がテーマとしている「介護付き有料老人ホーム・入居時自立型」は、このトンチン年金と似ているところがあるように思います。

「介護付き有料老人ホーム・入居時自立型」は、10~16年分の家賃(ホームごとに決められた想定居住期間分の家賃)を前払いして入居しますが、その期間を過ぎると、それ以降の家賃はタダ。管理費・食費などの月額費用と個人的にかかる費用だけで、何年でも暮らし続けることができます。そのため、60代などの若いうちに入居し、100歳とかまで長生きすればとてもお得。そのうえ介護付きなので、万が一、要介護になっても、最期までその施設の介護職員さんから介護を受けて暮らせます。介護が必要になったら…という不安の強い方が、介護の不安を低減して、「安心して長生き」できる住まいの一つといえます。

この「安心して長生き」するためにというところが、どこか通じるように思います。

岡本典子

岡本 典子 (おかもと のりこ)

ファイナンシャルプランナーCFP(R)、1級ファイナンシャルプランニング技能士、住宅ローンアドバイザー、「終のすみか探し」コンサルタント

両親の高齢者向け住宅への住み替えをきっかけに、『高齢期の住まい』に着目。東京・神奈川を中心に、介護付き有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、特養、グループホームなど、200ヶ所以上を訪問。シニアライフを安心・安全・安寧にすごせる「終のすみか」探し・住み替えコンサルティングに力を注いでいます。昨今は「高齢者向け施設・住宅のセミナー&見学会」の講師や、見学同行・ガイドでも好評を得ています。

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