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50代から備える!健康と介護

50代から備える!健康と介護

日本人の平均寿命は2012年の統計では、男性79.94歳、女性86.41歳。
100歳以上の方は日本全国で5万4000人を超えています。
一方、心身ともに自立し健康的な生活ができる健康寿命は男性70.42歳、女性73.62歳といわれています。
誰しも健康で楽しく人生を過ごしたいと思っています。
しかし突然の病気やケガに見舞われ、生活が一変することがあります。
50代の今から健康・介護について考え、備えておきませんか?

高齢期のライフプラン

高齢期には、どこで、誰と、どういう生活をしたいか考えておきましょう。事前に準備や情報収集をしておかないと実現が難しい場合もあります。
また、生活費その他がいくらくらいかかるかは試算して十分に備える必要があります。

知らない土地で医療や介護が必要になった時にどうするかは、具体的に考え、準備が必要です。地方と都会では設備やサービスやシステムが異なります。
実際に住んでいる人の情報やネットワークはいざ医療や介護が必要になった時の助けになるでしょう。

また、誰と暮らすかは諸事情により変わるとは思いますが、1人になった時にどのように暮らしていくかを考えることも必要でしょう。

健康について・・・生活習慣病対策していますか? 

生活習慣病とは、病気の発病や進行に食事、運動、喫煙、飲酒などの生活習慣が深くかかわっている病気のことをいいます。
日本人の三大死因のがん、心臓病、脳卒中なども含まれます。

生活習慣病を発症する原因として、体質や加齢、遺伝、環境、ストレスなどもありますが、やはり日々の生活の習慣の見直しが重要です。

健康診断を受け、自分の体の状態を知りましょう。

健康診断ですべてのことがわかる訳ではありませんが、早期発見、早期治療が原則です。
市区町村でもそれぞれ健康増進事業として、健康診査やがん検診、骨粗鬆症検診、歯周疾患検診、生活習慣予防相談など、低料金で受診できるようなシステムがありますので、利用されると良いでしょう。

生活習慣病への対策についてのポイントは運動、食事、禁煙です。

運動

便利が当たり前の現代社会では、体を動かす機会が減りがちですが、生涯健康で元気でいるためには毎日の生活の中で、しっかり体を動かし、さらに積極的に運動を取り入れることが大切です。
毎日8000~1万歩くらい歩くことが理想ですが、30分位のウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか。
その他、年々筋肉が硬くなってきます。転倒予防も兼ねてストレッチや屈伸運動もおすすめです。

食事

現代はいつでも、どこでも、すぐに食べられる環境になっています。健康のためには正しい食の知識と習慣が必要になります。
まずはタンパク質、脂質、糖質、野菜などバランス良く、腹8分目で過食しないように心がけるといいですね。
体格や活動の量によって、必要なカロリーや食事量はそれぞれ違います。自分に必要なカロリーを知りコントロールできると理想的です。
また食事以外に、間食や缶コーヒー、ジュースなども思わぬカロリーなので注意しましょう。

禁煙

喫煙により、がん、心臓病、脳血管疾患、閉塞性肺疾患、歯周病などにかかりやすくなるといわれています。
たばこを吸う人は吸わない人に比べ、狭心症や心筋梗塞を発症するリスクが男性では2.9倍、女性では3.1倍とされており、1日に20本以上吸う人は心筋梗塞による死亡率が1.7倍になることが解ってきました。
近年、健康保険で禁煙治療も受けられるようになりました。また禁煙補助剤も市販されています。

介護について・・・介護保険を知りましょう

元気で健康に暮らしていても、思わぬケガや病気で突然介護が必要になることがあります。主な原因として、脳血管疾患、転倒、骨折、認知症などがあります。

介護が必要になったら介護保険の申請をして、介護サービスを受けることを検討しましょう。
2012年現在で要介護認定を受けた人は全国で約554万人。(65歳以上の約5人に1人)そのうち介護サービスを受けている人は約467万人といわれています。

介護保険の利用には申請が必要です。お住いの市区町村の介護保険担当窓口、地域包括支援センターなどで手続きをしましょう。
申請するときは、介護保険被保険者証、印鑑、主治医連絡先などが必要です。認定調査(訪問調査)により、マヒや関節の動き、身体状況、身の回りの世話、コミュニケーション、生活状況、認知度などについての調査が行われます。
状況がわかる家族などが立会い、正確に現在の状況を伝えましょう。本人がいて、言いにくいことはメモを渡すか別室で話すなどの方法をとりましょう。
主治医意見書などや調査の結果などをもとに認定審査会を経て、認定結果が決まります。通常1か月くらいかかります。

介護認定は現在7段階。要支援1~2、要介護1~5があり、介護保険サービスを1割の自己負担で利用できる支給限度額がそれぞれ異なります。
認定結果が出たら、ケアプランを作成する必要があります。自分で作成もできますが居宅介護支援事業者を選び、ケアマネジャーと一緒に作成すると良いでしょう。

介護保険で利用できるサービスは大きく分けて3つあります。

〇在宅サービス
・訪問介護や訪問看護など自宅で利用できる
・デイサービスやデイケアなど日帰りで利用できる
・ショートステイなど短期に泊まって利用できる
・有料老人ホームなどに入居しながら利用する
・住宅改修、特定福祉用具貸与、購入

〇施設サービス
・特別養護老人ホームや老人保健施設、療養病床等などでの介護

〇地域密着サービス
・夜間対応型訪問介護
・小規模多機能型居宅介護
・認知症対応型共同生活介護  など

その他、有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅やシニア向けのシェアハウスやシニア向けマンションなど選択肢は広がっています。

自分に合った場所やどういう介護を受けたいか考える時代になってきました。介護保険のサービスや自費サービスのほとんどは自己選択と契約が必要です。
また、介護保険は3年ごとに介護報酬の見直し、改定が行われており、制度その他が変わる可能性もあります。
情報を集めたり、早めの対策をして安心して長生きをしたいものですね。

松尾 孝子

松尾 孝子(まつお たかこ)

ユアライフステージ代表、 ファイナンシャルプランナー(AFP)、看護師 介護支援専門員(ケアマネジャー)、心理相談員、 社会福祉主事任用 シニアライフアドバイザー 、所属学会:交流分析学会 日本抗加齢医学会学会

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